元横綱曙が4か月ぶりリング復帰 8・30「3冠戦」に弾み

2014年08月17日 00時00分

ドーリングにエルボーを決める曙

 全日本プロレス「サマーインパクト2014」は16日、東京・後楽園ホールで開幕し、元横綱曙(45)が4か月ぶりに復帰した。タッグ戦で3冠ヘビー級王者ジョー・ドーリング(32)と対戦した曙は、圧巻の勝利で復帰戦を飾り、30日の愛知県体育館大会での同王座挑戦に弾みをつけた。

 曙は秋山準(44)と“取締役&社長”タッグを結成し、ドーリング、大森隆男(44)組と対戦。復帰戦ながら4選手全員が3冠王者経験者という、厳しい戦いになった。

 それでも曙はファンの期待に応えるように先発を買って出て、現王者ドーリングと対峙すると、激しい肉弾戦を展開。さらに大森のアックスボンバーをかわしてノド輪で叩きつけると、最後はヨコヅナインパクト(脳天杭打ち)で勝利した。

「もう必死でしたよ。ブランクも感じたし、緊張もしたし。あとはスタミナ。30日に合わせて、ベストの状態に持っていきたい」とドーリングとの3冠戦に向けて、確かな手応えをつかんだ。

 3冠王者として君臨していたが、今年4月に肺炎の再発と不整脈が悪化。ドクターストップにより、出場中だったチャンピオン・カーニバルは無念の途中離脱となった。王座も返上し、復帰に向けて療養を続けてきた。

 200キロ以上あった体重も、退院直後は180キロまで減少。だが、その後に一から体をつくり直し、190キロに戻した。「練習したおかげでいい感じに絞れました」と曙も話すように、持ち味の体重は維持しつつも、以前より体への負担が少ない動ける体をつくり上げた。

 結果が残せなかったK―1参戦時代は、100キロ台に体重を落とせなかった。谷川貞治イベントプロデュサーから“ダイエット指令”を出されたこともあったが、まさにケガの功名か、ようやく理想の体を手に入れた。

「必ず俺がベルトを取ります」とファンに誓った曙が、このまま一気に頂点に返り咲く。