プロレスリング・ノアが、人気俳優の妻夫木聡(33)にプレゼンターとしての来場を“要請”していることが分かった。

 現在、フジテレビで放送されている人気ドラマ「若者たち2014」には、GHCタッグ王者の杉浦貴(44)が出演している。妻夫木演じるプロレス好きな主人公がノアの会場で杉浦の試合を観戦する場面が放送され、予想外に反響が大きかったという。もともと杉浦は第1話だけの予定だったが、第5話にも登場。まだまだ出番が増えそうな流れだ。

「本名での出演だし、ノアの名前がそのままドラマ内で使われているのはいいこと。やっぱり露出は大事だと思うし」と杉浦も宣伝効果の大きさを実感している。撮影の合間には妻夫木から「どのくらいの頻度で試合をやっているんですか?」と質問攻めにされ、同じく同ドラマに出演している女優の蒼井優(28)には深夜の撮影後に「明日は試合なんです」と伝えると、ねぎらいの言葉をかけられてニンマリだ。

 杉浦は「気を使っていただいて、本当にありがたい。実際の試合も見てほしい」と12・6有明コロシアム大会の招待状を送ることを約束。関係者によると、妻夫木サイドにはタイトル戦などで花束を贈呈するプレゼンター役を打診している。

 タッグ王座を保持する杉浦にとって、防衛戦での来場が実現すれば強力援軍となる。丸藤正道副社長(34)も「うちの選手がリング外の露出を増やすことで、広がるものがある。昔のように多くの芸能人にプロレスの会場に来てもらい、盛り上げていきたい」と歓迎。年内最後のビッグマッチに花を添えることになりそうだ。