新日G1棚橋 AJに勝利も公開処刑

2014年08月11日 16時00分

ジャレットにギターで殴られる棚橋

 新日本プロレス「G1クライマックス優勝決定戦」(10日、埼玉・西武ドーム)セミファイナルで、棚橋弘至(37)が大醜態をさらした。IWGPヘビー級王者・AJスタイルズ(36)との日米エース対決を回転エビ固めで制したものの、試合後にはジェフ・ジャレット(47)に襲撃され大の字。怒りに震える棚橋は、報復に決起した。

 

 悪夢だった。

 

 AJを破った棚橋は勝利の余韻に浸る間もなく、極悪軍団「バレットクラブ(BC)」に襲われた。AJのスタイルズクラッシュで叩きつけられ、うつぶせ状態でKOされる。そこへ、救出に駆け付けたのがギターを抱えたジャレットだった。

 

 休憩前、新団体「GFW」(グローバル・フォース・レスリング)の代表として新日プロとの業務提携調印式に臨んでいたジャレットは、紳士然とした振る舞いであっという間にBCを蹴散らした。ところが、ジャレットがケースから取り出したギターの裏には「BULLET CLUB」の文字が…。油断していた棚橋は、振り向きざまにギターで脳天を痛打される。Yシャツを脱ぎ、BCのTシャツをさらけ出したジャレットはAJを担ぎ上げて軍団入りをアピールした。

 

 リーグ戦2位同士の対戦。「銅メダル争い」とはいえ、AJはIWGP王者。昨年10月にIWGP戦線からの無期限撤退を表明している棚橋にとってはおいしい獲物だった。場外戦ではAJに対し、鉄柵越えのボディーアタックを敢行。最後はスタイルズクラッシュを鮮やかに切り返してフォールを奪った。

 

 しかし、どちらが“敗者”かは一目瞭然だ。バックステージでBCと祝杯を挙げたジャレットは「新日本と提携したが、それは表向きだ。実際はBCと手を結んだ。新日本を乗っ取る目的が一致した」と黒い野心をムキ出しにした。

 

「新日本でAJに勝ち越してるのは俺だけ」と勝ち誇った棚橋も、もちろん、このままでは収まらない。「ジェフ、ギターの正しい使い方を教えてやる!」とジャレットに宣戦布告し、極悪軍団の壊滅を誓った。