【記者の目】オカダは子供たちのヒーローになり得るレスラー

2014年08月12日 11時00分

【記者の目】

 G1高松大会(6日)終了後のことだった。記者は取材も兼ねて、オカダと夕食を共にした。


 深夜に食事を終え、宿泊先のホテルまで送ろうと2人でタクシーに乗ると、運転手に声をかけられた。中学生の娘さんがオカダの大ファンだという。「お金は頂けない」と、メーターを入れずタダで送ってもらってしまった。娘さんは会場に来ていたのか問うと「私が仕事なもんで、連れて行ってあげられなくて…」と申し訳なさそうな表情を見せた。


 これを聞いたオカダは、ホテルに着くなりフロントへと一直線。白い紙とマジックペンを借りると、待たせていた運転手に、娘さんの名前入りのサインをプレゼントした。CHAOSに所属しているオカダは、お世辞にもファンサービスがいいとは言えない。記者が「珍しい光景を見た」と言うとオカダは「僕だって、子供には優しいですよ。大人には冷たいですけど」と笑った。


 今回の「レインメーカー基金」も、オカダのこうした隠れた優しさから生まれたものに違いない。オカダはカードゲームのCMに出演するなど、子供の目に触れる機会も多い。子供たちのヒーローになり得る可能性を最も秘めているプロレスラーはオカダだと確信している。