<新日「G1」名古屋大会(4日)○みのるvs内藤●>前年度覇者の内藤哲也(32)は鈴木みのる(46)に敗れ痛恨の4敗目。連覇に向け限りなく赤に近い黄信号が点滅した。

 単独トップで前半戦を折り返しながら、後半まさかの急失速となった内藤は、この日もみのるに大苦戦。逆落としからのスリーパーホールドでギブアップを喫し、泥沼の3連敗で貯金を使い果たしてしまった。これで内藤は公式戦残り2戦でBブロック首位を並走するオカダ、AJと2差という厳しすぎる状況に。2人の連敗と自身の連勝が逆転Vの絶対条件となる。

 しかも現在5勝のみのるがオカダとの公式戦(8日、横浜)を残していることから、オカダが勝ち点12止まりになる場合は、必然的にみのるの勝ち点も12になる。みのるに敗れた内藤は、すでに単独での1位突破が消滅しており、複数選手が勝ち点12で並んだ上での決定戦が行われる可能性に懸けるしかない。