Bブロック首位 オカダが「G1改革論」

2014年08月05日 16時00分

洋央紀(上)を高角度ジャーマンで投げるオカダ

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」の名古屋大会(4日)でオカダ・カズチカ(26)が後藤洋央紀(35)を撃破しBブロック首位をキープ。決勝戦(8月10日、西武ドーム)進出に大きく前進した。一方で後藤の夢を砕き“尾張地獄絵図”も演出したオカダは出場選手が史上最多ながら早々に脱落者が続出した今年のG1のレベルを疑問視。真夏の祭典に一石を投じるべく、来年以降の「2部リーグ制導入」を提唱した。

 

 地元・愛知で崖っ縁の荒武者を迎え撃ったオカダは、裏昇天を筆頭とした後藤の猛攻にさらされた。それでも昇天・改を回避すると、超高角度のジャーマンが炸裂。そのままレインメーカーで荒武者を敗退確定に追い込んだ。前夜の大阪大会で対戦した高橋裕二郎に続き、2008年覇者の後藤も粉砕。オカダは「脱落者メーカー」として無慈悲に白星を積み重ねる。

 

 またBブロックでは後藤以外にも天山広吉、カール・アンダーソン、ランス・アーチャーが脱落。Aブロックでも小島聡、シェルトン・X・ベンジャミンの決勝進出の可能性が消滅。まさに尾張地獄絵図だ…。前日までの4選手を加え、出場22人の半数近い10人が、公式戦2大会を残し“終戦”を迎えた。

 

 そもそも今年のG1の売りの一つは「史上最多出場選手」だった。だがオカダとAJ、Aブロックでも棚橋弘至(37)と中邑真輔(34)が独走したことで、後半戦は例年以上に消化試合の増加が決定的だ。

 

 皮肉にも日々主張する「レベルの違い」がG1で“格差社会”を作り上げてしまった。さすがにオカダも「去年こそ最終日まで大混戦になっちゃいましたけど、僕が出る以上、これがあるべき姿です。ただあまりにもレベルが違いすぎるのもファンに失礼」と問題視。

 

「G1だけじゃなく、G2も作った方がいいですよ。第1回大会のような8人くらいが理想。それくらいG1は格式高いものなんで」と、来年以降の改革案をぶち上げた。

 

 オカダが提唱するのは「2部リーグ制」の導入だ。その年の成績下位2選手はG2の上位2選手と入れ替わりのルールを採用。「まあ僕には一生縁のない話ですけど、そうすれば最下位争いにも意味が出てくるんじゃないですか? 連続出場記録の価値も今よりもっと高いものになるし」と、真夏の祭典に一石を投じた。

 

 オカダはAJとの直接対決にも勝利しているため、現段階で最も西武ドームに近い存在。G1改革に向け、このまま独走Vを成し遂げる。