<新日G1(28日)○ファレvs棚橋●>IWGPインターコンチネンタル王者のバッドラック・ファレ(32)が、棚橋弘至(37)を豪快に粉砕して鮮烈なインパクトを残した。

 初のシングル戦となった棚橋を相手に、ファレは圧倒的な体格差を生かしたパワーファイトを展開。10分過ぎにはハイフライフローを浴びながらも棚橋の首を左腕一本でつかみ、グラネード(変型首折り弾)を発射。さらにバックフリップからバッドラックフォール(投げ捨て式スプラッシュマウンテン)を炸裂させ、ものの見事に沈めた。

 6月大阪大会で中邑真輔からのベルト奪取に続き、G1公式戦でも棚橋を粉砕。短期間で新日プロの2大エースを連破したファレは「俺を忘れてもらっちゃ困る。王者なんだから簡単に負けるわけにはいかない」と怪しい風格すら漂わせ、G1初出場初優勝を誓った。