柴田G1の借りG1で返した 棚橋を蹴殺

2014年07月27日 13時00分

棚橋に強烈なキックをヒットさせる柴田

 26日の新日本プロレス秋田大会の「G1クライマックス」で、柴田勝頼が棚橋弘至を蹴殺。開幕戦の中邑真輔に続き、かつて呼ばれた「新・闘魂三銃士」の2人を連破した。柴田は昨年のG1のリベンジを果たすとともに、棚橋の全勝をストップ。Aブロック突破へ柴田が息を吹き返した。

 別々の道を歩み、再び交わったライバル対決は壮絶決着となった。

 この日のメーンで行われた試合は、柴田と棚橋が15分手前からお互いに一歩も引かず、片ヒザをついた状態からエルボーを打ち合う。だが、相手が立ち上がれば自分も立ち上がってエルボーを叩き込む。まさに意地の張り合いだ。

 体力を極限まで消耗する中、柴田は強烈なバックブローを発射。顔面を打ち抜かれた棚橋は前のめりに崩れ落ちてダウンだ。柴田は満を持してWWEに移籍した盟友・KENTAの必殺技「ゴー2スリープ」の体勢に担ぎ上げる。しかし、ここは首固めに切り返されたが、棚橋最後の抵抗だった。

 カウント2でハネ返した柴田は即座にゴー2弾を発射。フォールにはいかず、自身の必殺技・PKを命中させて3カウントを奪った。

 棚橋、中邑とともに「新・闘魂三銃士」と称された柴田は2005年1月に新日プロを退団。総合格闘技などを渡り歩き、12年9月に古巣に凱旋した。柴田が独自路線を貫く一方、低迷していた新日プロを支え、上昇気流に乗せた中心的な立役者が棚橋&中邑だった。その2人を倒した意味は大きい。

 大の字にノビた棚橋に一礼してリングを後にした柴田は「棚橋の10年、しっかり受け止めました。それ以上でも、それ以下でもない。以上」とだけ話し、控室へ引き揚げた。

 対照的だったのは棚橋だ。柴田不在の新日マットでの活躍も否定されたも同然で「俺が残してきたこの10年間はムダだったのか…」と肩を落とした。

 全勝街道を走った棚橋に初黒星をつけ、昨年のG1の借りも返した柴田。両者の明暗がくっきりと分かれた。