W―1社長の武藤敬司(51)が22日、早くも新王座「WRESTLE―1チャンピオンシップ」初代王者決定トーナメントへの不参加を表明。

 同王座は9・21金沢大会から所属選手限定16人によるトーナメントが行われる。王者は団体の顔となるが、武藤は「俺はこれだけの試合をこなす自信がない。あえて棄権して若い力に任せる」といち早く欠場を発表した。

 諦めの早い武藤とは対照的に、ここでフリーの征矢学が出場を求めて入団を直訴。しかし、武藤は「イヤだ。昨日も(河野真幸に)負けただろ。お前がマッチメークしてからビジネスが下がって一度も上がってない」と拒絶した。

 新戦力の獲得には前向きな武藤だが、どうにも征矢には冷たい。「所属は増やそうと思ってるよ。巡業に出られる一軍は30人弱。一軍か二軍かという競争も生まれる。ただ、アイツは疫病神。アイツを雇う体力はない」と最後まで冷酷だった。