覆面もオカマもOK。正式にWWE戦士となったKENTA(33)が14日、スーパースターへの飛躍を誓った。

 KENTAは12日のWWE大阪公演(舞洲アリーナ)のリング上で超人ハルク・ホーガンを立会人に公開契約。この日は改めて会見を行い、50人以上の報道陣を前に入団を報告した。

 今後は自ら「TOYOTAやTANAKAに変わってもいい。何でもやります」と語った通りに新たなリングネームでWWE登場を果たす可能性が大。マスクマンやオカマのキャラが用意されるまさかの場合も考えられるが「大丈夫。そういうものを与えられてもベストを尽くす。ノアで培ってきたことを貫けば、どんな形でも最高のパフォーマンスができると思う」と胸を張った。

 早くも16日には単身渡米。WWE版“虎の穴”と呼ばれるフロリダ州オーランドの「パフォーマンスセンター」に入る。育成ブランド「NXT」からキャリアをスタートさせ、早ければ8月にもデビューする見込み。住居などは現地入りしてから決めるという。

 初の海外生活も「(ノア時代の)短い遠征だけど、食事の面とか何も不便は感じなかった」と不安はなく、埼玉・草加出身らしく「せんべいは持っていきます。ハッピーターンとか。あとはインスタントみそ汁かな」とも明かした。

 さらにはWWE公式プロフィルに「師匠・小橋建太」と記されたことについても「当然です。師匠ですから」と泣かせるセリフで鉄人に感謝の意を表した。

「ジョン・シナやレイ・ミステリオは世界中の誰もが知っている。自分もその中に入っていきたい」と決意を新たにしたKENTA。どんなキャラクターになろうが、世界最大のプロレス団体でトップを狙うつもりだ。