衝撃トレ!力道山の宝刀・空手チョップの秘密

2014年07月20日 16時00分

力道山はおそろしく原始的な方法で手刀を鍛錬

【お宝写真館】撮影年月日は不明。写真は力道山が自宅で日曜大工にいそしむほほ笑ましい光景…などではない。なんと伝家の宝刀・空手チョップに不可欠である手の甲、指を木製のハンマーで叩きつけて鍛えている恐怖場面なのだ。

 

 空手家は拳で巻きワラなどを突くことで拳と拳を支える手首を鍛える。キックボクサーは足のスネをビール瓶で叩きスネの骨を硬くする。

 

 また、ぶちかましが得意な力士や頭突きを得意とするプロレスラーが硬い壁などに頭突きを繰り返すことで、頭の骨とそれを支える首を鍛える。一見、非科学的で野蛮そのものな鍛錬だが、痛みに慣れる(ある種のマヒ)ことで、それらのパーツで攻撃することにちゅうちょがなくなる上、それらの骨を覆う皮膚を酷使することで、ちょうど「タコができる」状態で皮が厚くなり、強度が増すという利点がある。

 

 だが力道山ときたら、大昔の拷問やSMに使用する三角木馬の小型版のような鋭角的な木材に手を置き、その手をワラ打ち用の器具(これは丸形)を四角形にした木製ハンマーで打ちつけて手刀を鍛えていたのである。

 

 撮影用のサービスショットであっても不思議ではないが、力道山の次男・百田光雄は父が自宅でこの器具を使い、手刀を鍛えている場面を目撃したことがあると証言。

 

「手の全体を木製のハンマーみたいなので打ちつけているんだけど、だんだんと肉が割れて血が噴き出し、木製の器具が赤く染まってくるんだ。子供心にも怖かったね」

 

 写真からも力道山の尋常ではない指の太さ、手の甲の分厚さが分かる。大相撲時代に得意とした突っ張りを原型とする空手チョップだが、力道山は指や手の甲自体を硬くするという恐ろしい方法で手刀鍛錬を怠らなかったのである。

 

 空手チョップのフォーム自体は子供でもまねすることは容易。現在も見よう見まねで空手チョップを使用する選手は数多いが、この力道山の恐怖写真を目にしたら、安易に空手チョップを使用することなどできない。

 

 付け人だったアントニオ猪木をして「あの空手チョップ一撃に、あらゆる怒り、怨念が込められていた。すごい迫力だった」と語る力道山の空手チョップには、こんな鍛錬が隠されていたのだ。

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