邪道・大仁田厚(63)が4日、米AEWで開催される電流爆破デスマッチの「立会人」を断念したと発表した。

 同団体は7日(日本時間8日)に米フロリダ州で行われるPPV大会「REVOLUTION」で、王者ケニー・オメガ対ジョン・モクスリーによるAEW世界選手権を有刺鉄線電流爆破デスマッチで開催する。

 あくまでもAEWが独自で考案して実施するものだが、同団体では電流爆破創始者の大仁田に敬意を表し、立会人としてオファー。ところが大仁田は故ミスター・ポーゴさんが設立したWWSから21日の群馬・伊勢崎市第二市民体育館大会へのオファーを受けている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、渡米した場合は帰国時に2週間の自主隔離が求められるため、亡きライバルとの友情を優先した形だ。

 大仁田は「AEWはできたばかりだけど、世界最大手のWWEに対抗しようとする団体で、メジャーと言ってもいいでしょう。その団体が俺がつくった電流爆破を団体最高峰の世界王座をかけてやるというのは光栄に思います。本来なら、米国に行って、直接この目で見てみたかったんだけど、ポーゴさんへの義理立てもあって断念しました」とコメント。

「どんな電流爆破を見せてくれるか楽しみにしてます。メジャー団体のAEWが、そして米国が電流爆破という試合形式を認めてくれたことに敬意を表したい。米国に認められたってことは世界に認められたようなものだから。コロナが落ち着いたら、俺がAEWに乗り込んで電流爆破をやってもいいし、日本で本家である俺の電流爆破でAEWの選手と戦ってみるのもいいかもしれない」とした。