初代タイガーマスク(63=佐山聡)が主宰するストロングスタイル後楽園ホール大会が3日に開催され、試合前には〝過激な仕掛け人〟こと新間寿会長(85)と初代虎があいさつした。

 新間会長は現在、闘病生活を送っているアントニオ猪木氏(78)について「昨日、警視庁の方から『アントニオ猪木さんが亡くなったのでは』との電話がありました。私が確認いたしましたところ、噂が立っているが元気でいるとのことでした。数々の名勝負を繰り広げたアントニオ猪木は絶対に死ぬことはないと確信しております」と力強く語った。

 続けて「私は今月(3月22日)86歳になりますが、残りの人生をアントニオ猪木にささげる決意でございます。今日は皆さんとこぶしを天に突き上げて回復を祈りたいと思います」と涙ながらに語りつつ、「1、2、3、ダーッ」で締めくくった。

 また昨年11月後楽園で車椅子に乗っていた初代虎は、杖をつきながらも自力で歩いて登場する驚異の回復力を見せた。自身も謎の病魔と闘っているが「猪木さんのビデオを見て涙が出てきました。皆さんも(回復を祈って)応援をよろしくお願いします」と語った。40周年記念シリーズの開幕戦となる4月22日後楽園大会も決定。師匠の猪木氏同様、初代虎も奇跡の復活を目指す。