爆破だって!「故冬木弘道13回忌メモリアル興行」が18日、東京・後楽園ホールで開催され、越中詩郎(55)率いる平成維震軍が8年ぶりに大爆発した。

 熟年となっても熱さは全開だ。越中がタッグを組んだのはザ・グレート・カブキ(65)と青柳政司(57)。1999年に解散した維震軍の同志であり、2006年7月のWAR興行で一夜限りの復活を果たして以来の共闘となる。

 対戦相手は大仁田厚(56)の邪道軍。2003年に亡くなった冬木さんと越中にとって大仁田は全日本プロレス時代の先輩に当たるが、越中は「こんなところに大仁田を呼びやがって。冬木が泣いてるって」と憎悪むき出しで、大仁田に尻を突き出す。邪道軍も凶器で応戦して大混乱。いかにも“理不尽大王”冬木さんらしいハチャメチャの追悼マッチとなった。

 最後は越中のヒップアタックでよろめいた大仁田を、青柳が巧みに丸め込んで3カウント。「しゃちほこ大花火」(8・1名古屋)で大仁田厚、KAI(31)組と対戦を控える青柳が強烈な先制打を放った。

 さらに青柳は「名古屋のパートナーは越中で決定だ!」と絶叫。電流爆破が決定的となった越中は「爆弾でも何でも持ってこいって。俺より長くプロレスを続けている先輩は少なくなったが、大仁田は本当に尊敬できない先輩。クズだ」と憎しみを込めて吐き捨てた。

 また、邪道軍を撃沈した勢いそのままに越中は維震軍の再結成を明言。「これを機に一発やりたいね。動きだしたらもう止まらないって」。維震軍と抗争していた冬木さんがキッカケとなり、反骨軍団の第2章が始まる。