格闘王・前田日明氏(55)が主宰するアマチュア格闘技「THE OUTSIDER 第31戦」(22日、ディファ有明)に“美人元キャバクラ嬢”山崎桃子(21)が殴り込みをかける。

 アウトサイダーは格闘技を通じ暴走族、チーマーといった不良若者の更生を図る人気イベント。全国各地から喧嘩自慢の「ワル」が大挙集結しているが、今大会から何と女子にも門戸を開放。山崎は大会唯一の女子戦(48キロ級)で、女アウトサイダー第1号として、じゅりえもん(24=栃木の現役キャバ嬢)と対戦する。

 現在OLの山崎は、149・8センチ、43キロと小柄な体格に愛らしいルックスで、モデル事務所にも在籍。だがその見た目とは裏腹に、中学時代は地元・横浜ですさんだ青春時代を送っていた。

「窃盗とか中学2年の時にいろいろやってたのが重なり重なって中3で家裁(家庭裁判所)に呼ばれて保護観(察)ついてました」と、非行少女だった山崎にとって、女同士のケンカも日常茶飯事。

「地元のメンバーと名前売りたくて、近くの中学行って『頭ダレ?』みたいな感じでタイマンやってましたね」と、若かりし日のヤンチャぶりを振り返る。また女性には恐怖を植えつける一方、10代後半の時にはキャバクラに勤務し世の男性を魅了していた。魔性すぎる…。

「不良好き」の山崎は、アウトサイダーもDVDで観賞し、かねて参戦を熱望していた。出場が決まった1か月前から本格的にジムでトレーニングを開始。右ストレートが得意で「体は小さいけど、見かけで『女だから』みたいな決め付けには負けたくないです」とリングデビューに闘志を燃やす。

 今後女子部門の拡大も視野に入れているという前田氏も「不良更生っていうなら女の子もでしょ。シュートボクシングのRENAみたいなアスリート系の選手が出てきてほしい」と期待を寄せる。

 美しき“ワル女”たちの激闘から目が離せなくなりそうだ。