TMDK(マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト=ともに28)が、GHCタッグ王者の弾丸ヤンキース(杉浦貴=44、田中将斗=41)に挑戦を表明。7・5有明コロシアム大会での挑戦が濃厚となった。

「順応性こそTMDKの強みだ」と豪語する2人が再び、ノアタッグ戦線の主役に躍り出る。年明けまでは昨年の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で最優秀タッグ賞に選ばれたTMDKの天下だったが、1月に王座転落。現在はヤンキースが、NWAインターコンチネンタルタッグ王座と併せた2冠王に君臨している。

「日本を代表するタッグ」を自負する豪州人がヤンキースに挑むという構図はやや複雑だが、何やら母国で作戦を練ってきた様子の2人は「日本の姉貴分」と慕う百田玲美広報(年齢非公表)を通じ、鋭い舌鋒でレッドソックスばりのヤ軍批判を展開した。

 ヘイストが「若さ、大きさと、我々が負ける要素はない。あのしつこいエルボーを繰り返してきたら、あえてアゴを差し出してやるよ」と不敵に語れば、ニコルスも「ジャパニーズなのに『ヤンキース』を名乗る神経が分からない。野球のヤンキースにかけているつもりなら、我々のホームランのエジキになるまでさ」と笑った。