〝極悪同盟〟を率いて1980年代にクラッシュギャルズとの一大抗争で日本全国に空前の女子プロレスブームを巻き起こした史上最大の悪役・ダンプ松本(60)の壮絶な半生をつづった「ザ・ヒール」(小学館=税込み1540円。東京スポーツ新聞社運動二部・平塚雅人著)が、好評発売中だ。 

 昨年8月にデビュー40周年、11月に還暦を迎えて女子プロレス史上初の現役還暦レスラーとなったダンプの「記念本」で「父親を殺すためにプロレスラーを目指した」という幼少時から、現在までの壮絶な生き様が刻まれている。

 現在は新型コロナウイルス感染拡大のため、マット界は大会数が減少しているとあって「とにかくみんなに読んでほしい。そして早くリングに上がってみんなに会いたい。試合のオファーも待っています!」とダンプは本を手に笑顔を見せていた。