新日本プロレス6日京都大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦でKUSHIDA(31)が獣神サンダー・ライガーを撃破。4強入りを果たし、決勝大会(8日、代々木)に駒を進めた。

 4勝2敗でライガーとの最終戦を迎えたKUSHIDAは、序盤から両足を攻められ大苦戦。それでも執念で耐え抜くとホバーボードロック(旋回式サクラバロック)でギブアップを奪いブロック1位通過を決めた。

 5度目の出場にして初のベスト4入りの原動力となったのは、ヤンキースのエース・田中将大の存在だ。田中とはお互いに周囲から「顔がソックリ」と言われる縁から、ツイッターを通じ交流していた。米国遠征中の現地時間5月14日には、ヤンキー・スタジアムでの登板日にバックネット裏に招待され、メジャー初完封を目撃。後日に関係者を交えた食事会に招かれ初対面も果たした。

「試合への集中力の高め方とかすごく勉強になりましたし、スーパージュニア前に最高の刺激を受けた。田中選手も『僕もよく(似てると)言われますよ』って言ってたし、“遠い親戚”として応援してもらってます」

「マー君効果」で自身も快進撃を続けるKUSHIDAは「スプリットの握り方も教えてもらいました(注・それはあまり意味がない)。せっかくなんで決勝トーナメントではそれにちなんだ技を出したいですね」と豪語。「マサヒロ・タナカ」と命名予定のストレートパンチ発射も予告した。

 またリコシェも2位でAブロックを通過した。4人が勝ち点8で並んだBブロックは直接対決の優劣でアレックス・シェリー、田口隆祐が勝ち上がったが、シェリーが左肩関節損傷でドクターストップ。1位は田口、2位にタイチが繰り上がり、ベスト4が出揃った。