全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)が、プロレスリングマスターこと武藤敬司(58)のシングル王座戴冠を予想した。

 12日のノア東京・日本武道館大会で武藤は、GHCヘビー級王者の潮崎豪(39)に挑戦する。かつての師匠であり、4日のジャイアント馬場追善興行の6人タッグ戦でトリオを組んだ武藤について、諏訪魔は「この前の試合も気持ちが乗っていて、気合が入っていた。大勝負に挑む感じがしたよ。今までプロレスラー武藤敬司を見てきたけど、こういう時の武藤敬司は怖い。間違いなく全てをのみ込んでしまうし、奇跡を起こすんじゃないか」と語った。

 王者の潮崎とも、かつて全日本マットでライバルとしてシノギを削った仲だ。諏訪魔は「2人とも俺とは縁が深いよな。潮崎は若いしタフだから、はね返す力を持っている。楽しみですよ」と決戦の行方を注視した。