11日の東京女子プロレス・後楽園ホール大会で、インターナショナル・プリンセス王者の上福ゆき(27)が初代タイガーマスクの秘蔵っ子・舞海魅星(21)を下しV2に成功した。

 試合は突進してくる舞海をいなしつつ王者が攻撃を加えていく。走り込んできた挑戦者を卍固めで捕獲するなど巧みさを見せた上福が、最後はダイビング・フェイマサーで3カウントを奪った。試合後、上福は「気合を入れて入場曲も変えて、マジで本気で臨んだんですけど、勝ててびっくりしてます」とクールに語った。また「もっと魅星ちゃんが成長するために人間のお姉さんとしてサポートしていきたいと思いました」と続けた。

 一方、敗れた舞海は「震災から大人の人たちが立ち上がる姿を見てきたので、今度は自分がプロレスラーとして立ち上がる姿を見せたいです」と再起を誓った。