GHCジュニアヘビー級選手権は、王者の原田大輔がクワイエット・ストームの挑戦を退けて2度目の王座防衛に成功した。


 腕回りが50センチというジュニアでは破格の体格を誇る挑戦者には、王者が「規定体重(100キロ以下)をオーバーしているのでは?」という素朴な疑惑を投げかけていた。そのため5・4横浜大会で公開計量が行われ、ストームは98キロでパスしたものの、それから約4週間が経過…。明らかにストームの体はひと回り大きくなっていた。

 開始から挑戦者が豪快なラリアートや胸板へのチョップで圧倒。王者は防戦一方となる。それでも原田は?分過ぎに入魂の左ストレート一撃で形勢逆転。2度のジャーマン、顔面へのひざ蹴りをはさむと、最後は必殺の片山ジャーマンで大苦闘のV2を決めた。

 試合後にはテロを予告していた超危暴軍の拳王が乱入。竹刀で王者をめった打ちにすると「そろそろ俺も本気になるぜ」と不敵な笑みで挑戦を表明。V3戦での激突が濃厚となった。