不服だって!「冬木弘道13回忌メモリアル興行」(6月18日、後楽園ホール)で大仁田厚(56)との対戦が発表された越中詩郎(55)が、大人げなく大暴発した。

 越中は全日本プロレスの若手時代、故冬木さん(2003年3月に死去)と苦楽をともにした。そんな盟友の追悼大会では久々にグレート・カブキ、青柳政司と平成維震軍を再結成。「そこのけそこのけの維震軍が行くって。冬木も上のほうから見守ってくれる」と闘志をみなぎらせた。

 ところが、大会プロデューサーの金村キンタロー(43)から対戦相手が大仁田、鷹木信悟、保坂秀樹組と知らされて表情が一変。会見に同席した大仁田に詰め寄り「冬木と関わりないだろ。メモリアルにふさわしくない。維震軍の相手としてもだ」と罵倒。金村が2人の間に割って入ると「何であんなボケを用意した!」とパンチを浴びせ、越中は肩をプンプン怒らせて退場した。

 大仁田は越中の1歳上で全日本の先輩。冬木さんとは越中ほど親しくはなかったかもしれないが、いくら邪道とはいえ後輩に“不適格者”扱いされる覚えはない。

 それでも大仁田は「もとはといえば、アイツは全日から新日に移った人間。まあ何でもいいが…」と場所をわきまえたのか?大人の対応で取り乱さず心の広さをアピールした。