右ヒザ負傷で長期欠場が続いている大日本プロレスの特攻ファイター竹田誠志(28)が、6月に米デスマッチ団体CZWで復帰戦に臨むことになった。

 竹田は2月にオートバイで事故を起こして「右膝前十字靱帯及び内側側副靱帯損傷及び断裂」の重傷を負った。「いろんな人に迷惑をかけてしまった。一人の人間として反省しています」。手術は受けず、なじみの整体師の指導を受けながら、特注のニーブレスを装着して6月に復帰する。

 しかも舞台は米国で最も残酷なデスマッチ団体CZWのワンデートーナメント「トーナメント・オブ・デス」(現地時間6月14日、デラウェア州タウンゼント)だ。米国では「デスマッチ国際見本市」の評判が高く、十数人の選手が様々なデスマッチで覇を競う。今年は4年ぶりの開催で、竹田は大日本に来日経験のあるダニー・ハボックと1回戦で激突。優勝までは3~4試合を戦い抜かなければならない。

「厳しいトーナメントなのは分かってる。でも優勝すればハクがつくじゃないですか。ここでいきなり米国ナンバーワンのデスマッチファイターになって帰ってきます」と胸を張った竹田。国内復帰戦は6・17高岡大会。最凶トーナメント覇者として日本で復活するつもりだ。