丸藤が三沢さんの遺影に約束「謝罪」と「決意」

2014年05月30日 16時00分

三沢さんのポスターを前に永田戦の必勝を誓う丸藤

 ノアの天才児・丸藤正道(34)が、故三沢光晴さん(享年46)に王座奪還を誓った。丸藤は7・5有明コロシアム大会で新日本プロレスのGHCヘビー級王者・永田裕志(46)に挑戦。ノアにとって最後の切り札となる丸藤は「三沢光晴メモリアルナイト」(6・13 後楽園ホール)の齋藤彰俊戦で勝利を飾り、師匠の遺影の前で奪還を約束する覚悟だ。

 

 このままでは合わせる顔がない。丸藤は「三沢光晴メモリアルナイト」で三沢さんの最後の対戦相手(2009年6月13日、広島)となった齋藤とシングルで激突。セミのタッグ戦ではGHC王者の永田も登場する。ベルトが他団体に流出したまま、初代王者でもある三沢さんの追悼大会を迎えるのは初めてだ。その屈辱を自覚したうえで丸藤は師匠の遺影が掲げられる大会で、ハッキリと7・5有明での王座奪還を誓う。

 

「齋藤さんも同じだと思うけど、たくさんの深い思いが詰まった試合になる。見ている人に何を伝えられるか。ここで結果も内容もキチンと出したうえで、タイトル戦に臨みたい」と丸藤は言い切った。

 

 しかも永田には特別な思い入れがある。「まだ一ファンだったころ、もうあの人はデビューしていた。新日本の人間だけど、なぜか俺が育ってきた場所と同じにおいがする」。ミスターは旧全日本プロからノアに至るまで徹底的に鍛えられた「四天王プロレス」と重なる存在だ。

 

「三沢さん、川田さん、田上さん、小橋さん…俺がコテンパンにやられたあの時代の人たちと同じにおいがする最後のレスラー。俺がその壁を超えることで、新しいノアの道を切り開けるんじゃないか」と丸藤は決意を新たにした。

 

 4月末にはKENTAが退団し、5・17後楽園大会で永田に挑んで敗れたモハメド・ヨネは大腿部のケガで欠場中。7・5有明決戦には、団体の存続がかかっていることも十分承知している。

 

「三沢さんも見ている。最後まで応援してくれるみんなの期待は裏切れない」と必勝を誓った丸藤。方舟を浮上させるのはこの男しかいない。