〝世界の16文〟として一時代を築いた故ジャイアント馬場さん(享年61)の「23回忌追善興行」(東京スポーツ新聞社後援)が4日、後楽園ホールで開催され、新旧3冠王者トリオがメインを締めた。

 プロレスリングマスター・武藤敬司(58)、新日本プロレスの小島聡(50)、全日本プロレスの現3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)のトリオが、新日本の猛牛・天山広吉(49)、カズ・ハヤシ(47=GLEAT)、河野真幸(40)組と激突。黄金連係から武藤が閃光魔術弾で河野を沈めた。

 天山は1日に父親の健治さん(享年76)を亡くしたばかり。父親と馬場さんに勝利をささげようと意を決したように猛攻を見せたが、最後は河野が3冠王者トリオにつかまってしまう、試合は小島のラリアート、諏訪魔のバックドロップ連係から武藤が閃光魔術弾で3カウントを奪った。

 武藤はノア12日の日本武道館大会でGHCヘビー級王者・潮﨑豪(37)への挑戦を控えており「馬場さんが亡くなった年を超えるまで現役を続けたい。GHCを奪ってみんなに大きな背中を見せたい」と意気込んだ。