今日25日の新日本プロレス横浜大会でIWGPインターコンチネンタル王者・中邑に挑戦するダニエル・グレイシーは、ベルト奪取に絶対の自信をのぞかせた。
ダニエルは2002年大みそかにMMA戦で中邑から一本勝ち。3日の福岡大会でもタッグ戦(ダニエル、ホーレスVS中邑、桜庭和志)でもチームに勝利をもたらしている。「柔術はすべてにわたって武器。打撃・関節技すべてが武器になる。中邑選手は強い選手だとは思っているが、柔術はそれをも上回る。それが最大のポイント」と、実に約13年越しの雪辱に燃えるIC王者を返り討ちにすることを宣言した。
長きにわたるグレイシー柔術の歴史の中でも、プロレスのタイトルマッチ出陣は初の試みとなる。だがダニエルにルール、試合形式へのこだわりは皆無だ。「何事にもベストになることが目標。ベルトは必ず自分がもらう。そして王者であり続ける。どんな相手が挑戦者になっても全員を倒していく」と、あくまで柔術・MMA時代と同様の戦いを貫くつもりのようだ。
一方の中邑も「プロレス自体が異種格闘技戦のようなもの。自分はプロレスラーとして戦う」と、道着着用のもと相手の土俵に上がった福岡決戦とは打って変わった「自然体」を強調。横浜決戦でプロレスと柔術、長きにわたる抗争に新たな扉が開かれる。