全日本プロレスの異端児・KENSO(39)が23日、なんと“悪魔仮面”ケンドー・カシン(45)との共闘を示唆した。

 ダーク・キングダム総帥のKENSOは29日の後楽園ホール大会で新メンバーの真霜拳號を従え、世界タッグ王者の諏訪魔、ジョー・ドーリング組に挑む。ただ、チャンピオン・カーニバルで負傷した左ヒザが万全ではなく「ヒザがダメでも仲間と経験がある。ブラインドサイド(レフェリーの死角)はいくらでもある」。堂々と暗黒軍団の総動員で王座奪取を誓った。

 さらにKENSOは「全日本プロレスの歴史をぶっ壊す。後楽園にはケンドー・カシンもいる。ケンソー・カシン! 共闘? そう思ってもらって構わない」と仰天発言を放った。同大会に参戦するカシンは「S氏」の帯同を予告。4・23後楽園では同様の予告をして「しょっぱい小川と組んだ男」として前IGF王者の藤田和之を登場させた。

 もはや何でもアリだが、KENSOの本名は鈴木健三。イニシャルは「S」だ。また「あまり期待するな」(カシン)と話していることから「S氏」が大会出場者の可能性もある。

 いずれにせよ、新日プロでデビューしたクセ者たちの動きがキナ臭い。