そのケンカ買った!マーベラス代表の彩羽匠(28)が、センダイガールズ(仙女)の2冠王で怪物こと橋本千紘(28)からのメッセージを正面から受け止めた。

 マーベラスと仙女の対抗戦で、橋本は現在2連敗中。本紙の取材に対してマーベラス12日の新木場大会に単身殴り込む意思を示し、フォールを奪われたワールドジュニア王者の星月芽依(18)、対抗戦で4人抜きの快挙を演じた桃野美桜(22)との1対2マッチも辞さずの構えを見せた。

 この発言を受けたマーベラス代表の彩羽は「橋本の覚悟は分かりましたけど、1対2とか普通に考えたら逆じゃないですか? 勝ってるマーベラスが1人で仙女が2人じゃないの? という気持ちは正直あります。うちの桃野と星月をなめすぎですよ。私抜き(右ヒザ負傷で長期欠場中)でもこれだけ結果に差がついてるって現実を見るべきだと思います」と冷静に語った。

 橋本とは同年代で、かつて女子プロ界の世代交代を推進していただけに、特別な思いもあるようだ、さらに彩羽は「ハッキリ言えば橋本は仙女内でも立場的に追い込まれてるんでしょう。だから一気にいろんなものを取り返すつもりなのかと。でも逆にこれで負けたら、橋本はこの戦いから脱落ですよね。そのくらいのリスク背負って言っているのなら、1対2いいですよ。マーベラスは橋本の提案を受けます」と、対抗戦でリードしている側として、堂々と怪物の要求を受諾する構えを明かした。

「桃野と星月は怒ると思いますが話をつけます。アイツらプライド高いですからハンパなく潰しに来ると思います。マーベラスはこのカードで3連勝して、橋本千紘をこの対抗戦から脱落させます!」と断言した彩羽。両団体にとって大舞台となる「ガイアイズム」(4月29日、大田区総合体育館)を前に、橋本に引導を渡すつもりだ。