丸藤 ベルト完全流出阻止へ悲壮決意

2014年05月20日 16時00分

有明決戦に方舟の浮沈をかける丸藤

 ノアの有明コロシアム大会(7月5日)でGHCヘビー級王者・永田に挑む丸藤は王座完全流出の事態も覚悟。不退転の決意をもって奪還に臨む。

 

 この日、挑戦決定の会見を行った丸藤は「ヘビー級が永田裕志になぎ倒され続けた上、KENTAも退団してしまった。自分がやらなくてはという使命感が出てきた」と自ら名乗りを上げた理由を説明した。

 

 しかし不安材料しか見当たらない。ミスターには過去2戦2敗。2012年8月のG1公式戦、昨年11月のグローバルリーグ戦の大舞台で完敗した。さらには06年12月に故三沢光晴さんに敗れて王座転落してからは、実に約7年半もGHCヘビー級王座から遠ざかっている。

 

 これまで副社長として激務に追われていたのも事実で「いろいろと続いたので自分の中で(挑戦に)ストップがかかっていた。レスラーとして欲がなくなっていたのも事実」と苦渋の表情を浮かべた。

 

 丸藤まで敗れれば、ミスターが新日プロにベルトを持ち帰ってノア勢を完全無視する可能性も強い。「俺まで負けたらそうなるのは分かっている。だから俺がここで取り返すしかない」。自分が負ければベルトは二度と戻ってこない。その決意で丸藤は7・5決戦に臨む。

 

 デビュー当時から天才児と呼ばれた男も9月には35歳。「もうキャリア16年。これまでは若さと勢いでチャンスをつかんできたけど、今の俺には何もない。このまま終われない」

 

 沈みかけた方舟は、自分の手で救うしかない。