飛龍2世・LEONA(20)がW―1の次期シリーズ(22日、後楽園ホールで開幕)に全戦参戦することが発表された。

 LEONAは4日東京ドームシティ大会でW―1初参戦。共闘した船木誠勝から巡業帯同を勧められ、自身初のシリーズ参戦を決断した。デビュー戦の相手でもある船木からは「のみ込みの早い選手だから、回数をこなさせた方がいい。経験さえ積めば新しい個性を持った選手が誕生するんじゃないかと思う」と成長を期待されている。

 LEONAが出場するのは22日後楽園、24日名古屋、25日神戸の3大会。昨年11月のデビューから半年でわずか4試合という“レジェンド級ペース”だっただけに、試合数増加の必要性も感じていた。「(最短で)1週間というスパンでしか試合をしたことがなかったので。自分の体がどこまでタフになっているか」と不安をのぞかせつつも「すごい刺激になるし、興味があるし求めているところ」と飛躍のチャンスに目を輝かせた。また父・藤波辰爾からも「巡業の大変さ、連戦の厳しさ」などを重点的にアドバイスを受けているという。

 カードは未定だがLEONAは「自分がどれだけ成長したか、見てほしい気持ちは強い」と、船木との再共闘に意欲。「待ってるだけじゃなく、チャンスがあれば盗めるものを盗みたい」と試合前の練習などで“船木教室”に入門する意向も明かす一方で、河野真幸率いるデスペラードとの対戦を見据えた。

 LEONAにとっては藤波がいない会場で試合をするのも初めてとなる。父離れする飛龍2世が、新たなステージに足を踏み出す。