<ドラディション・後楽園大会(11日)>この日は藤波の還暦記念大会として行われ、ダブルヘッダーに臨んだ飛龍が健在ぶりをみせつけた。

 金本浩二(47)とのシングル戦には、若手時代をほうふつとさせる赤のショートタイツ姿で出撃。5分時間切れ引き分けに終わったものの、飛龍裸絞めなどで場内を沸かせた。

 黒のタイツに戻したメーンでは藤原喜明組長(65)とコンビを結成。初対決となったノアの杉浦貴(43)に強烈なエルボーを浴びせられながらも、ドラゴンスクリューで蹴散らし、チームを勝利に導いた。

「引退はしない。これからが勝負」と生涯現役を誓う藤波は試合後、伽織夫人(60)をリングに招き入れ、母の日に感謝の意を込めてLEONAから花束をサプライズ贈呈。

 伽織夫人は涙が止まらず、大会は大団円で幕を閉じた。