初代タイガーマスク(63=佐山聡)が主催する「ストロングスタイルプロレス」が21日、都内で会見を開き、「初代タイガーマスク後援会」を通じて新たなチャリティー活動を行うと発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で飲食店などからキャンセルを受けて行き場を失った食材を、子供食堂に提供するというもので、第1回は大阪・泉大津市に送られる。
 
〝過激な仕掛け人〟新間寿会長(85)は「プロレスの興行も大切ですが、コロナに負けてはいけない。少しでもタイガーマスクの精神、考えを多くの人々に伝えられるようなことを後援会を通じてやっていこうと考えた」と意図を説明した。

 また、初代タイガーのチャリティー精神を継承した女子プロレスラーのSareee(24)も出席。米WWE挑戦のため渡米時期が迫るが「新間会長、佐山先生に(渡米を)報告をさせていただいた。アメリカに行ってからも受け継いだチャリティー精神で多くの人の役に立てるような活動をしていきたい」と語った。

 初代タイガーは「後援会の協力を得て最初の動きを開始します。そしてSareeeさんも入ってくれた。プレッシャーに負けず、スーパースターになってきてください」とエールを送った。

 さらに4月22日には東京・後楽園ホール大会で初代タイガーのデビュー40周年記念大会の開催が決定。初代タイガーは「4月22日、40周年記念に何らかの形でリングに上がって。体の調子は非常に良くなってきている。後援会を通じての活動と『ストロングスタイル』の活動にこれからまい進していきたい」と語った。