キックボクサー佐藤嘉洋がIGF参戦か「石井の首取る」

2014年05月05日 16時00分

佐藤は敬礼ポーズで永田への感謝の気持ちを示した

 キックボクサーの佐藤嘉洋(33=名古屋JKファクトリー)が、復活の雄たけびを上げた。ここ最近の成績不振で一時は引退も考えたが、盟友である新日本プロレスのGHCヘビー級王者・永田裕志(46)に活を入れられたという。5月17日には中国でのタイトル戦が決まり、王者として凱旋した暁には日本格闘界復興を目指し、IGFマットに乗り込みたいという。

 

 かつてK―1MAXのリングで魔裟斗氏の好敵手として活躍した佐藤。魔裟斗氏引退後も日本のトップとして世界の強豪と戦い続けたが、昨年は7戦4勝3敗と低迷した。「3連敗して、さすがにその時は終わりかなと思った」。格闘家人生で初めて「引退」の2文字が頭をよぎったという。

 

 だが1月25日、33歳の誕生日を迎えた日のことだった。佐藤のフェイスブックに突如、懐かしい名前の書き込みがあった。かつて、同じ青義軍として共闘を誓い合った永田だった。「誕生日メッセージにまぎれ、永田さんの『ゼア!』というコメントがあった。たったそれだけだったけど、何が言いたいのか分かりました。あれで魂を注入された」

 

「ゼア!」とだけ書き込むミスターも大人げないが、とにかくこれで佐藤の闘争心がよみがえった。追い風も吹いた。直後には中国の格闘技イベント「英雄伝説」からオファーが届き、5月17日に広東省で英雄伝説72キロ級王座決定戦に出場することが決まったのだ。

 

 相手は長島☆自演乙☆雄一郎や山本優弥らの日本人をKOしてきた中国の強豪シュー・イェン。それでも「永田さんはノアのベルトを巻いている。ボクを生き返らせてくれた永田さんのためにも、ここでベルトを巻きたい」と佐藤の気持ちは揺るがない。

 

 新たな野望も芽生えている。ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナら同じK―1ファイターたちが集うIGFのリングだ。「中国1億人のファンを引き連れてIGFに参戦してやります。IGFは環境がいいと聞いた。日本人で一番ファイトマネーが高い佐藤を呼んでみたらどうですか? ゆくゆくはエース石井慧の首を取ります! 永田さんに特訓してもらうのでプロレスルールでもいい」。ビッグマウスも復活した佐藤が日本格闘界の救世主になりそうだ。