4・5両国国技館大会のIGFルール戦(旧MMA戦)で元十両の星風(30=モンゴル)に血まみれの判定負けを喫した末、引退表明した“売名王”澤田敦士(30)が1日、かなりみっともない「引退撤回会見」を行った。

 澤田はMMA路線第1弾の話題性に乗って星風と戦ったが、顔面から血が噴き出し凄惨な内容となったため、フジテレビの地上波放送(7日深夜)では澤田VS星風戦のみが放送されず…。売名目的のMMA戦がまんまと裏目に出た。

 パキスタン親善大会(4月27日、東京・上野)で青木真也とのエキシビション戦で復帰を決意した澤田は、大仁田厚もビックリのわずか22日という短期間で現役復帰を決意。IGF側にねじ込んで、前代未聞の引退撤回会見を強行した。

「これからは“新・澤田敦士”として出直します」と宣言した澤田だが、もはや説得力はない。次回の7・13福岡大会はプロレス部門の大会だが、澤田だけがまたまたIGF戦での出撃を提示され、井野恒広報から「(1)クラッシャー川口(2)鈴川真一(3)ブレット・ロジャース」の3択で対戦相手の選択を追う。

 だが澤田は「何でこの3人なんだ? オレが心底憎しみを持って戦えるのは小川直也だけ」と即答。高額ファイトマネーで知られる小川だけにIGF側は難色を示したが、澤田は「今こそ目を覚ましてください!」と吐き捨て、事務所を後にした。