「プロレス黒帯」中邑が初のジャケットマッチ出陣

2014年05月02日 18時00分

場外で強烈な蹴りを本間(左)に叩き込む中邑

 新日本プロレス3日の福岡国際センター大会でダニエル・グレイシー(41)、ホーレス・グレイシー(35)組と激突するIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(34)が1日、初のジャケットマッチ出陣を明言した。桜庭和志とタッグを組んで臨む異種格闘技戦では、選択の自由が認められていた道着の着用を決断。あえてグレイシーの土俵に踏み込んで「プロレス黒帯」の懐の広さを見せつける。

 ダニエルに総合格闘技(MMA)で一本負けを喫した2002年の大みそかから実に11年半。まさか“グレイシー・ハンター”の桜庭と新日マットでタッグを結成し、グレイシーとの異種格闘技戦に臨む日が来るとは…。数奇な運命に導かれてカオスな一戦に向かう中邑は「キーワードは戦い。グレイシーがプロレスのリングに上がりたいって来てるのは大歓迎」と腕をぶす。

 同戦は通常のプロレスルールに加えて、オープンフィンガーグローブ着用時のパンチ、道着着用時の絞め技が認められる。両アイテムはともにグレイシー側に有利なもので、使用の有無は選手それぞれに一任されているが、中邑はあえて相手の土俵に踏み込むことを決断。技をかける際、邪魔になる恐れがあるグローブこそ着用しない意向だが「ハンディキャップだ。道着着てやるよ。そこらへんの高校でも行って借りてこようかな」と、道着スタイルでの出撃を明言した。

 MMA戦は経験済みだが、プロレスVS格闘技=異種格闘技戦の経験がない中邑にとって、ジャケットマッチはもちろん初の試みとなる。「プロレスだと(ウィリエム)ルスカのイメージ。あとはバッドニュース・アレンとか。でもまあせっかく(グレイシーと)だし、いろいろ詰め込んでやるぜってこと」

 段位を取得していないため白帯だが、柔術練習はこれまでも取り入れてきた。「プロレスの黒帯」を自任だけに、あらゆるファイトスタイルに対応する自負があるということだろう。最先端を行くIC王者は、より刺激的な形で90年代から続く「プロレスVS柔術」の抗争を堪能するつもりだ。