オカダ“虚弱化”台湾遠征で食中毒

2014年04月27日 16時00分

ファレ(左)に鉄柱に叩きつけられるオカダ

 新日本プロレス5・3福岡国際センター大会でAJスタイルズ(36)とのV9戦に臨むIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(26)に黄信号が点滅した。台湾遠征中に異変が生じていたことが発覚。盤石の王者がここにきて“虚弱化”し、不安要素が噴出している。

 

 米国マット界の“大物”AJは今シリーズに帯同せず、福岡決戦のみのワンマッチ参戦となる。日程的な不利がある上に、オカダには前哨戦なしの王座戦の経験がない。ビッグマッチのシングル戦で一発勝負の状況も「(2012年1月の)YOSHI―HASHI戦以来ですか。いつものタイトルマッチのようには臨めないかもしれないですね」と気を引き締める。

 

 不安材料はそれだけではない。オカダは12、13日の台湾遠征でIWGP王者として海を渡りながら、2大会とも勝ち星なし。現地のファンが期待したレインメーカーが不発に終わってしまった。

 

 その原因は実は極度の体調不良にあった。「初日に食中毒になってしまって…。カネの雨を降らせるつもりが、ゲ…いや、点滴の雨が降っちゃいました」。15歳からメキシコに渡り、海外経験豊富で胃腸のレベルも違うオカダのそんな醜態は異変以外の何物でもない。

 

 考えられないような“虚弱化”は、オフなしのハードスケジュールに加え、王座戦への調整ペースがつかめないことに一因がありそうだ。昨年まではビッグマッチごとにIWGP戦が組まれてきたが、今年からはもう一つの看板王座、インターコンチネンタル戦との併用制が敷かれ、6日両国大会でIWGP戦は開催されなかった。オカダは「2月から(防衛戦を)やってないですしね。今までのペースからしたらおかしな話で。やりづらさはありますね」と、珍しく戸惑いの表情を浮かべた。

 

「米国(遠征)に行くための首くらいにしか思ってない」とAJをコキおろすオカダだが、盤石のレインメーカー政権に陰りが見えているのは事実。不穏な空気が漂ってきた。