全日本プロレスは22日、3冠ヘビー級王者の曙(44)が現在開催中の「チャンピオン・カーニバル」を、肺炎治療のために再入院、休場すると発表した。

 曙はシリーズ開幕直前まで肺炎で約3週間入院。諏訪魔からの休場勧告も振り切り、完治しないまま開幕3連勝を飾ったものの、体調が万全に戻ることはなかった。東北巡業を終えて帰京した曙にドクターストップがかかり、大事をとって東京都内の病院に緊急入院。開幕戦(13日、渋谷)以降、復調をアピールしていた曙だが、現実は厳しかった。

 これで、Aブロック残りの公式戦2試合(23日後楽園=VS大森隆男、27日大阪=VS諏訪魔)はいずれも不戦敗。タッグ戦に出場予定だった26日の名古屋大会もカード変更される。3冠王者としての祭典初制覇も消滅。はかなくも曙の春は終わりを告げた。