キック界で快挙!江幡ツインズが双子世界王者

2014年04月21日 16時00分

弟の塁(右)に続いて兄の睦も世界王座奪取

 新日本キックボクシング協会の祭典「TITANS NEOS15」が20日、東京・後楽園ホールで開催され、江幡睦(むつき=23、伊原道場)がWKBA世界バンタム級王座を奪取。弟の塁(るい=23、同)に続き、世にも珍しい双子の世界王者が誕生した。

 

 劇的な幕切れだった。ランキング2位の睦は王座決定戦でチャナエーク・ソーマンタナーサーンチャイ(28=タイ)と激突。相手は格下の6位とはいえ、睦よりも3倍以上となる75戦(55勝18敗2分け)のキャリアを誇る。だが、弟の塁が3月に一足先にWKBA世界スーパーバンタム級王座を獲得。兄として絶対に負けられない。

 

 開始直後から大振りのパンチをブン回す相手に、睦は右ボディーブローを炸裂。速射砲の蹴りでロープ際へ追い詰めると再び腹部を鋭くエグる。

 

 そして、最後は一気に間合いを詰め、コーナーで強烈なボディーブローを一閃。タイ戦士は悶絶しながら崩れ落ち、セコンドからタオルが投入。わずか96秒の圧勝劇だった。

 

 伊原信一会長(62)から「おめでとう」と祝福された睦だが、慢心はない。「これからが2人の始まり。もっともっとベルトの価値を上げていく」。弟の塁も「僕が先に世界タイトルを取ってすごいプレッシャーがあったと思いますけど、負けず嫌いなので。まだまだ未熟者です」と“江幡ツインズ”は謙虚な姿勢まで息がピッタリだった。