【アラバマ州バーミンガム14日(日本時間15日)発】現地のジェファーソン・コンベンションセンターで開催されたロウ大会で、8日に急逝したアルティメット・ウォリアーさん(享年54)の追悼セレモニーが行われ、ビンス・マクマホン代表、トリプルHとステファニー・マクマホンの最高権力者夫妻以下、全選手が黙とうをささげ、10カウントゴングが鳴らされた。

 そしてトリプルHは「レッスルマニア30」の大舞台で、自らに牙をむいたザ・シールドの3人を仕置きするため、最高権力者の権限で「3対11マッチ」を押しつけた。機動力と集団戦のプロであるシールドも、手も足も出ずに完敗。

 最後はオートンが羽交い締めにしたセス・ローリンズの顔面にパンチを見舞い、さらにランディ・オートンがRKO、バティスタがバティスタボムで叩きつけて、改めて権力と実力を有するトリプルH一派の怖さを見せつけた。

 トリプルHはローリンズを強引に引きずり起こすと「エボリューションを信じろ」と、ローリンズの決めゼリフを引用しつつ、9年前にトリプルHとリック・フレアーの遺恨で消滅した伝説のユニット「エボリューション」の復活を予告した。