9日、全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」(13日、東京・ベルサール渋谷ガーデンで開幕)に出場する8選手が会見。2度目の出場で初優勝を狙う潮﨑豪(32)は大先輩の秋山準(44)に隠居勧告を突きつけた。

 秋山とは同じBブロックにエントリーされ、最終公式戦(4・27大阪)で激突する。潮﨑は秋山を横目にしながら「秋山選手に勝って初めて全日本プロレスのトップに立てる。安心して第一線を退いてもらえるように、3カウントを取りたい」と大胆にも言い放った。

 秋山とはノア時代から何度も対戦。潮﨑が一騎打ちで勝利したこともあるが、常に高き壁だったことに変わりはない。秋山率いるバーニングを離れて新ユニット「Xceed」を立ち上げただけに、身をもって自分の進化を証明するつもりだ。

 後輩からの宣戦布告に、秋山は「うれしい。一線を退かせてもらえるぐらいドンと構えてくれれば」と歓迎。もちろん、突き上げを叩き潰す構えで「まだそれをさせるわけにはいかない。(2009年、10年大会優勝の)鈴木みのるは置いといて、名誉なことなので連覇を狙う」と貫禄を漂わせた。