来年1月4日の「東京女子プロレス」東京・後楽園ホール大会で対戦するエース・山下実優(25)と伊藤麻希(25)が19日、愛知・日本ガイシスポーツプラザ第3競技場大会で激突。同一カードの前哨戦は10分時間切れ引き分けに終わった。

 序盤こそ山下の鋭い蹴りに苦戦を強いられた伊藤だが、腰にフライング・ビッグヘッドを投下して逆転する。逆片エビ固めから逆エビ固めでギブアップを迫ったが、両者の決着は10分では足りず、無情にもフルタイムのゴングが打ち鳴らされた。

 あと一歩のところまで山下を追い詰めた伊藤は試合後「首を鍛えて待っとけ!」と挑発。バックステージでは「(山下は)伊藤の成長ぶりに驚いたと思うよ。たぶん相性がいいんだと思うけど、勝つのは伊藤だから。後楽園でギブアップ負けさせます!」と必勝を宣言した。

 一方の山下は「私にとって引き分けは負けと一緒」と悔しさをあらわにした上で「私に対しての気持ちの強さを知った。1月4日はどっちかが倒れたら負けか、伊藤がまた逆エビでタップアウトを狙っているんなら、私がタップしたら負け。でも絶対にしない。まあ私が勝ちますよ」と静かに闘志を燃やした。