<IGF両国大会(5日)>MMA路線第1弾興行のメーンを任されたIGF王者・石井慧は強豪フィリップ・デ・フライ(英国)とノンタイトル戦で対決。193センチの長身を誇るフライの首相撲、ヒザ蹴りに苦しむも、終始圧力をかけ続けて5分2Rを戦い抜き、判定勝利を飾った。

 試合後には昨年の大みそか決戦で石井に敗れた前王者・藤田和之が疾風の如くリングに上がり、「お前、いつ何時誰とでも戦うんだよな? だったら、今すぐオレと戦え」と再戦を表明し、その場で石井に強烈なビンタ。一瞬、面食らった石井もビンタで張り返すなど応戦したが、藤田はそのまま会場から姿を消した。


 石井は、藤田の再戦に向けて「IGFが組めば、すぐにでも戦いますが、自分としては色んな相手と戦ってみたい」と、約4か月前に戦ったばかりの藤田との再戦に決して積極的ではないようだ。