新日プロ両国大会(6日)で、IWGPインターコンチネンタル王者・棚橋弘至(37)に挑戦する中邑真輔(34)は決戦に向け「自然体」を強調した。棚橋にはIC王座戦2連敗を含め、通算で4連敗中。「IC王座無期限撤退」まで通告されており、今回のチャンスを逃すと少なくとも棚橋が王者でいる間は当面IC戦線から遠ざかることになりそうだ。

 それでも中邑は「後先考えればリスキーでしょうね。だからそれをちょっと置いといて試合に臨もうと思っている」と雑音をシャットアウト。「勝ったら、負けたらを一切考えず、瞬間瞬間を楽しみたい」と不敵な笑みを浮かべた。

 現時点で棚橋に勝る点は「NEW JAPAN CUP」を初制覇した勢い。「『まだまだ可能性があるぜ』っていうものが、自分の中でものすごく体感できた」と、今年に入っての不調から完全に脱却した前王者が「三度目の正直」に挑む。