IC王座V2戦の棚橋“ヒール仕様”で中邑のヒザ壊す

2014年04月05日 16時00分

それぞれのポーズを決めて悦に入る棚橋(左)と中邑

 新日プロ両国大会(6日)で中邑真輔(34)とのV2戦に臨むIWGPインターコンチネンタル王者・棚橋弘至(37)が4日、世界戦略の顔として必勝を誓った。ベルトにこびりつく“中邑色”払拭に燃える棚橋だが、もう一つの負けられない理由は12、13日に控える台湾遠征。直前の王座陥落では大々的なプロモーションが台なしとなるため、悪役上等のヒザ殺しで中邑粉砕を予告した。

 

 この日の調印式で棚橋は「『中邑は俺の影にすぎない』ということを証明する」とキッパリ。1・4ドームから3連続でのIC王座ライバル決戦に自信をのぞかせた。

 

 中邑とのIC王座戦は2連勝中。その一方で他の挑戦者との防衛戦が実現しておらず、ベルトには通算1年4か月の王座歴を誇る中邑の色が根強く残る。独自路線確立を急ぐ棚橋は3連勝成功後の「無期限撤退」を中邑に押し付けているが、実はもう一つ負けられない理由がある。それは台湾遠征を皮切りとする新日プロの世界戦略だ。

 

 すでにベルト奪取間もない1月に、棚橋は台湾で文字通りの「インターコンチプロモーション」を敢行。2本のテレビ番組と、多数の新聞・ファッション雑誌への露出を果たした。「現地ではインターコンチの白いベルト=棚橋ですから。田植えが済んで、あとは稲穂を刈るだけ」と豪語しており、出発直前の王座陥落はとんだ赤っ恥だ。また5月には米国遠征も決定済みで、海外での防衛戦も視野に入れている棚橋だけに、夢半ばでベルトを手放すわけにはいかない。

 

 連敗中の中邑以上ともいえるリスクを負って両国決戦に臨む棚橋だけに、勝つための手段も選ばない。「(IC戦線では)中邑はもうベビーフェースですから。こっちはヒール仕様でいきます。徹底的に両ヒザを攻めてボマイェ封じ。中邑の両翼をもぎ取ってやりますよ」と予告した。

 

「やっぱり俺が主役じゃないと。最近オカダ(カズチカ)もおとなしいでしょ? これは俺の抑止力っす。ハハッ」。今やIWGP王者に遜色ない輝きを放つIC王者が、両国で存在感を見せつける。