【プロレス大賞】敢闘賞はヘビー級挑戦の高橋ヒロム「これからも夢のために戦い続けます」

2020年12月15日 06時00分

敢闘賞を喜ぶ高橋ヒロム(本人提供)

 先駆者の魂を継承しての初受賞だ。今年で47回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」選考委員会が14日にオンラインで行われ、敢闘賞は新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」覇者の高橋ヒロム(31)が初受賞を果たした。

 今年1月4日の東京ドーム大会でIWGPジュニア王座を奪還。翌5日には獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手を務め、勝利を奪ってからは快進撃を続けた。8月には王座から陥落するも活躍の場はジュニアにとどまらず、今夏の「NEW JAPAN CUP」ではジュニア勢で唯一のベスト4進出を果たした。7月25日には当時のIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者EVILへの挑戦も実現させた。

 ジュニアでありながら階級の垣根を越えてヘビー級王座への意欲を失わない勇気ある姿勢は、まさにライガーが歩んできた道そのものだった。

 1次投票ではロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同門でNEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)と6票で並ぶも、選考委員からは「ジュニアの枠を超えた大活躍だった」「ジュニアでありながらヘビー級2冠王者に挑んだ功績は大きい」との声が相次ぎ、決戦投票ではヒロム12票、鷹木5票と、ここでも階級を超えての〝圧勝〟で初受賞を決めた。

 受賞の報を聞いたヒロムは「敢闘賞ぽにーーっ!! 賞なんて高校の皆勤賞以来ですぽにからうれしい! 選考委員さんにチュポッ」と独特の言い回しで歓喜を表現した。さらには「今年はプロレスができない数か月もあったけど、そこで立ち止まらずチャンスに食らいついた姿勢を評価してもらえたのかなと思います。ジュニアから久しぶりの受賞、これからも夢のために戦い続けます。次はMVPとベストバウトいただきますぽにょ。東スポ大好きチュポ!」と最後までヒロム節を炸裂させ、進化を誓った。

 

【2020年の選考】2020年度のプロレス大賞選考委員会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてオンライン形式での会議となった。選考委員も例年に比べて人数を絞り、17人とした。また「1次投票」として事前投票を行い、その結果を踏まえて会議に臨んだ。

 コロナ禍により各団体の試合数にばらつきがあるため、今年度は新人賞の選考を取りやめた。デビューから3年以内の選手を対象とする新人賞は、21年度の規定を「4年以内」として、今年度で対象から外れる選手の権利を維持し来年度に選考する。

 功労賞、特別賞、レスリング特別表彰も諸事情を検討した上で、今年度は選考を見送った。なお、恒例となっている年明けのプロレス大賞授賞式もコロナ対応で行わない。

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