パンクラス四角リング卒業 10角形ケージ戦へ

2014年03月31日 16時00分

試合後成瀬昌由(左)と近藤有己を中心に記念撮影

 パンクラス最後のリング使用大会「PANCRASE 257」(30日、神奈川・横浜文化体育館)で、生え抜きのベテラン・近藤有己(38=ism)が、元リングスの成瀬昌由(41=フリー)を2―0の判定で下し“ラストリング”を飾った。

 

 パンクラスは1993年9月の旗揚げ以来、四角形リングを使用してきたが、次回のディファ有明大会(5月11日)から“世界標準”を合言葉に、提携中の米国格闘技プロモーション「WSOF」(レイ・セフォー代表)と同様の10角形のケージに戦場を変更する。

 

 最後のリングは、かつて創業者同士の遺恨が話題になったリングスとの決着戦。近藤と成瀬に個人的遺恨はないが、成瀬のセコンドには山本宜久、髙阪剛、垣原賢人、金原弘光ら元リングス&元UWFインター連合軍が就き、近藤のセコンドには高橋義生、伊藤崇文、客席では元リングスの北沢幹之レフェリーや性格の悪い鈴木みのるがニラみを利かせるなど、個性豊かなUWF一派の清算マッチのムードが高まった。

 

 近藤が小刻みなステップで成瀬を再三コーナーに追い込めば、成瀬も負けじと得意の裏拳で威嚇しつつ、バカボンパパと同年齢とは思えぬキレのある動きで対処。試合はアッという間に2Rが終了し、近藤が2―0で判定勝利を飾った。

 

 マイクを握った近藤が「成瀬選手、本当に強いです。今日でリング(の使用)も終わりなんで、皆さん上がってください」と促し、セコンドの面々や鈴木、菊田早苗、U系最強の呼び声も高い和田良覚レフェリーらもリングに上がり、全員で記念撮影。大団円となった。