IGFのMMA路線第1弾興行「INOKI GENOME FIGHT 1」(4月5日、東京・両国国技館)で大相撲の元十両・星風(30=モンゴル)とIGF戦(旧MMAルール戦)を行う“暴走売名王”澤田敦士(30)が、相撲特訓に明け暮れていることを明かした。

 これまでMMAの「何でもアリ」を完全に誤解していた澤田は、両国大会に向けて有刺鉄線バットや五寸クギ、火炎放射器などを準備していたが、スポンサー獲得策のためクリーン競技路線を目指すIGF関係者から必死の説得を受け、ようやくMMAを理解。ところが今度は正反対に「カスリ傷や深ヅメ程度の負傷でも、すぐにレフェリーが止めてくれる生ぬるい競技」と誤解している。

「オレの不勉強だった…。大みそかのミノワマン戦でも、滑って転んだだけでレフェリーが試合を止めたワケだ。今回も星風君にケガをさせないよう、細心の注意を払って試合をするよ。危険な柔道技なんてもってのほか。星風君の土俵で戦うために今、大学の相撲部で相撲の基礎を学んでいるところだ…」と澤田は意外な事実を明かす。

 さらには「握手で始まり握手で終わるスポーツライクな試合をしたい。星風君は『試合はケンカ』なんて言っているそうだけど、見苦しいぞ!」と言い切った。

 普段の澤田の言動とは真逆の発言だが、これが本心だとすれば、星風戦に向け、かなり余裕をかましているとも言える。

 また当日はゲノムルールのタッグ戦で小川直也、藤田和之組とピーター・アーツ、レイ・セフォー組が対戦決定。小川の公開捜査呼びかけをきっかけに初の“OF砲”結成となるが、こちらも見事に不安材料しか思い浮かばない。