【プロレス情報局】

 デスク:世界最大の祭典「レッスルマニア30」(4月6日=日本時間7日、ルイジアナ州ニューオーリンズ)も近づいてきたな。今年の目玉は?

 記者 まあ普通に考えたら、王者ランディ・オートンと挑戦者バティスタによるWWE世界ヘビー級選手権ですが、祭典当日まで2回もロウ大会があることを考えると、まだまだドンデン返しがありそうですね。特に今、最高権力者夫妻(トリプルH&ステファニー・マクマホン)との確執で大ブレーク中のダニエル・ブライアンは、当日に予定されるトリプルHとの一騎打ちに勝ったら、メーンのWWE世界戦を自分も加えた3WAY戦に変更するよう訴えてますからね。

 デスク:今回は30回記念大会とあって、ゲスト陣もにぎやかだな。ハルク・ホーガンも7年ぶりにWWE復帰だしな。

 記者:あと祭典名物の「ホール・オブ・フェーム」の表彰でも懐かしい顔が集結します。

 デスク:今年の表彰は誰なんだ?

 記者:アルティメット・ウォリアー、ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ、リタ、ポール・ベアラー(故人)、カルロス・コロンの名前が挙がっています。

 デスク:ベアラーをしのぶのなら当然、遺影を持つのはアンダーテイカーだろう。そのテイカーも祭典の「22戦連続無敗記録」をかけてブロック・レスナーと一騎打ちするんだよな。思えば23年前の「レッスルマニアⅦ」(1991年3月、ロサンゼルス)で、テイカーはジミー・スヌーカと戦ってたんだよな。メーンは湾岸戦争のさなか、ホーガンとサージェント・スローターの一騎打ちで世間の非難を浴びたな。前座で戦ったテキサス・トルネード(ケリー・フォン・エリック)とディノ・ブラボーは2人とも2年後の春に死んじゃったし…。つくづく歴史を感じるよ(しんみり)。

 記者:1982年生まれのボクは、その時まだ小2でした。考えてみればすごい無敗記録ですよね。