“ドラゴン二世”LEONA(20)が18日、東京・西調布アリーナでデビュー戦の相手でもある船木誠勝(45)と公開スパーリング。5月11日の後楽園ホール大会に向けて、打撃の防御を伝授された。

 3月に入り、英国・マンチェスターで練習に励んでいたLEONAは、この日の午前中に帰国。父・藤波辰爾(60)が見守る中、当初は船木が繰り出す打撃技に目を閉じてしまうなど不慣れさを感じさせたが、徐々にリズミカルにさばき方を覚える。百戦錬磨の船木からも「いろんな新弟子を見てきましたが、トップクラスののみ込みです」と太鼓判を押された。

 1986年のIWGP公式リーグ戦(大阪城ホール)で前田日明と対戦中、前田の大車輪キック直撃で右目上をザックリと切り、大流血に見舞われた藤波は「当時は見よう見まねと根性論だったけど、今は時代が違う。しっかりと打撃の防御も覚えてほしく、船木に指導をお願いした」と説明。その試合当時、付け人を務めていた船木は「傷口から藤波さんの白い骨まで見えていた。あの時、自分も打撃技の恐怖を感じました」と振り返った。

 また当日は藤波自身が還暦を記念してダブルヘッダー出場も決定。第1試合(対戦相手は募集中)は久々に赤いタイツとシューズで出陣する。