18日、全日本プロレスの後楽園ホール大会で防衛戦を行う3冠ヘビー級王者の曙(44)から史上最年少での至宝戴冠を狙う宮原健斗(25)が「七色のスネークリミット(SL)」を完成させた。

 宮原は10日、「Xceed」の潮﨑と鼓太郎の助言を受けつつ、大森隆男(44)を下した三角絞めと腕ひしぎ逆十字固めの新複合技を進化させた。曙に見立てた潮﨑の張り手やチョークスラムに合わせてSLで捕獲。さらに、体重210キロを誇る曙の必殺技・ヨコヅナインパクト(脳天くい打ち)も想定し、潮﨑&鼓太郎(合計193キロ)と20キロの重りをまとめて後方へ投げ捨て、SLを決める3種の切り返しを披露した。

 宮原は「三角絞めは相手に隙間がなくなるほど決まる。首が太い、腕が太いのはこっちのプラスになるんで体重は関係ない」と言い切った。

 無論、手の内を全て明かしたわけではない。宮原は「(SLへの入り方は)7ぐらいある。どんな体勢でも入れるように。もしかしたら7以上あるかもしれない」と、さらなる秘策の存在を明かした。窮地に陥っても、関節技ならば一発逆転も十分狙える。無敵状態の曙から大金星を奪えるか、注目だ。